※順不同・敬称略

小林 良夫 (横浜シネマ・ジャック&ベティ 副支配人)

うまく表情をつくれない、学ランもあんまり似合ってない。
かつての自分でもあるような主人公の姿に最初、気恥ずかしさを感じた。
でも観終わった後は、あの頃の自分が今の私を見たらどう思うか、考えずにはいられなかった。

中島 洋 (札幌シアターキノ代表)

楽隊の中学生が、半年にわたる札幌のワークショップの中学生の成長ぶりがと重なり、思わず涙する。
人生のかけがえのない“ひと時”の体験が、こんなにも素敵なことを「楽隊のうさぎ」は語りかけてくれる。

松村 厚 (第七藝術劇場)

オーディションで選ばれた46人の中学生が撮影期間1年間の中で
劇中の中学の吹奏楽部員と同様に成長していく様をドキュメンタルなタッチで描き出す。
そこには決して劇的な要素はないかもしれないがリアルな姿を映し出す。

永吉 直之 (名古屋シネマテーク)

中学のとき吹奏楽部で、ひと夏だけティンパニーを練習しました。
全く経験がなかったので音もリズムも合わせられず、
ヘタなままでしたが、なんだか楽しかった。
そのなんだか、が写っているように思いました。

平野 勇治 (名古屋シネマテーク)

見終ったとき、爽やかな後味が残った。ヒトの心を自由にする音楽の力を、
子供達の柔かな身体を通して、ストレートに描いたからだろう。とても気持ちのいい映画だった。

仁藤 由美 (名古屋シネマテーク )

ただ音楽へ、音楽のほうへ、
天使が降り立つようなレッスンが、
甘く懐かい光とともにふり注いできました。

大西 明美 (大分シネマ5・スタッフ )

私、いい大人なのに、主人公のかっちゃんと一緒に、自分で自分のこと決めていくのを真剣に悩みました。
迷って、何となく決めて、でも一歩は確実に踏み出さなきゃいけなくて!! 楽しかった!!
いい風が吹いてきました。

田井 肇 (大分シネマ5・支配人)

主人公は、まるで僕だった。ひ弱で内気、そして何かに熱中したら止まらない。
そんな子の前にはきっと、「こっちへおいで」と手招きする「うさぎ」が現れる。
そっか。「映画」は、僕の「うさぎ」だったんだ。。

清水由佳 (大分シネマ5・スタッフ )

なんとなく始めてみた。まだよくわからないけど、カラダが自然に動き出す。これって楽しいかも!
戸惑いながらもキラキラと今を生きる少年達の隣で、あの頃の自分が笑っていた気がした。
恥ずかしいけど、嬉しかった。

土肥 悦子 (シネモンド代表)

透明な光がスクリーンに溢れている。
演技などしたことのない子が、
楽器などやったことのない子が
、 映画のなかでもぞもぞと変化を遂げていく。
友だちとさぐりさぐり音を合わせていくのって
きっととても楽しく心が沸き立つようなことなんだろうなって
こどもたちが羨ましくなった。
こどもたちの瑞々しい時間を奇跡のように映し出した映画。

上野 克 (金沢シネモンド)

この映画はフィクションだけど、思春期の今を生きている彼らのドキュメンタリーでもある。
こどもたちの自然な表情と振る舞いは、とても演技にはみえない。
春に初めて楽器を手にした彼らのつたない演奏が
だんだんと上達していく。
演技と楽器に取り組んで来た彼らの1年間。
最後の演奏を終えて胸をはる彼らの姿に、演技と現実が交差する!
彼らの練習をそっと見守ってきた観客たちは、
はじめてなにかにうちこんだ「あの頃」を思い出すだろう。

志尾 睦子 (シネマテークたかさき)

まだ何者でもない自分へのもどかしさに最初にぶち当たったのは中学生の時だ。
同時に、友達と一緒に過ごす時間は、まだ見ぬ自分を呼び覚ます力をくれた。
そんな事を思い出していた。鼻の奥がツンとした。

川口 澄生 (静岡シネ・ギャラリー)

言葉にならない感情を、ましてや「140字」や「いいね!」でおさまりきらない共感を、
独特の静かなタッチで演出する妙。
映像と演奏に加え、青くて若い香り、ついでに僕の「あの頃」までもがシンクロしちゃいました。

中野 香 (川崎市アートセンター)

中学時代のなんだか微妙な“あの感じ”を思い出して少し恥ずかしい気持ちになりました。
でも、劇中の中学生たちに自分の同級生たちがオーバーラップして、
みんな元気かなあ、とあたたかな気持ちになりました。

藤得 哲 (川崎市アートセンター 映写担当スタッフ)

出演している子供たちに注目してください。
成長する様は目で見えます。上達する様は音で聞こえます。
そんな成長をスクリーンと大きなスピーカーで体感してみてください。

宮崎 善文 (NPOコミュニティシネマ松本CINEMAセレクト 代表理事)

『映画』は時に、大切な『宝物』をプレゼントしてくれる。
『宝物』を手にした彼らは、ピョンピョンと自由に大きく跳ねていた。
『帰宅部』だった僕は、映画の中で共に成長していく彼らを観て、羨ましく、少し嫉妬した。

北條 誠人 (ユーロスペース 支配人)

涙がでた。真剣に演奏に取り組む中学生の横顔に。
前を向いて生きていこうとする彼らの姿に自分のあの時期を振り返って恥ずかしくなってしまった。
そしていつの間にか映画のなかの仲間たちに自分が加わっていた。
見終わったとき、『楽隊のうさぎ』に励まされた自分に気がついた。

井上経久 (新潟・市民映画館シネ・ウインド)

元バスケ部の女性も元技術部の男性も、元軟式テニス部の私も映画「楽隊のうさぎ」がとても好きです。
それはたぶん、中学生の時に夢中になった事や異性や友だちとの交流や、あの頃の心の揺れを思い出し、
当時の周りの大人たちがどのように自分たちと関わっていたか、この映画を観て気づいたためでしょう。
まして吹奏楽経験者や彼らと過ごしたことがある大人なら、この映画はきっと大切な一本になりますよ。

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