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重信房子

映画は見られませんが、パンフレットを興味深く読ませていただきました。
時代を現認する有意義な映画だと思います。
日本の人達に、国家政府の側と違った見方で見てもらえたらうれしいです。
成功をいのります。 

重信房子・姉

メイが初めて日本に来たときのことを思い出しました。 
リッダ空港の事件以来、家族も色々なことに巻き込まれ、特に苦労の多かった母(メイのおばあちゃん)でした。
メイの存在を聞いてはいても、生きて会うことは諦めていました。
母は何も言わずに初対面のメイを抱きしめ、二人でずっと泣いていました。
思いがけなく出現した優しく美しい孫娘の存在は、晩年の母の大きな喜びとなったようです。
この映画を母に見せたかったと思いました。それからもちろん父にも。上映の成功を心から祈っています。 

篠原勝之(ゲージツ家)

今、あからさまに危ぶい流れをつくろうとしているジジババの世界を、
どんな若いチカラがこじ開けるのか。 

鈴木邦男(一水会顧問)

僕らは何も知らなかった。
重信房子のことも、ウルリケ・マインホフのことも。その闘いも、愛も、生活も。
最愛の娘を置いて母は革命のために闘う。娘としては複雑だ。
世界の解放の為に闘う母親への尊敬の気持ちはある。
と同時に、「普通の母親」を求める気持ちもある。不満もあり、恨みもある。
革命家の内側から革命を見た。世界を見た。世界観、歴史観、〈革命〉観も。
革命的に変わった。この映画は爆弾だ。観る人の心の中に入って爆発し、その人間を変えてしまう。恐ろしい。 

佐々木俊尚(作家、ジャーナリスト)

非常に面白く拝見しました。
あの時代に生きた象徴的な二人の女性の生きざまが、実にビビッドに立ち上がっている。
闘争の世代を、子ども世代がどう見ているのかという視点も興味深く感じた。 

津田大介(ジャーナリスト)

悲しくも魅力的な作品だ。 

坂口恭平(建築家、作家)

無茶苦茶面白かったです。
僕はこのあたりのことをほとんど無知だったのですが、その意味でも勉強になり、
さらに、不思議とやる気、というか、力がむくむくとみなぎってくる映画でした。
重信房子さんが新幹線を歩いているあの映像を観た時、
僕は漠然と「なぜ、あの人は笑っていて、親指でグーとやっているのか」と当時疑問に思っていました。
ですが、あれを見たメイさんが「あの人が紛れもなく母親であること、そして、元気でいることが分かった」と語 るのを見て、
僕たちは日常的にいろんなニュースや記号と触れているが、
それらのほとんどは知覚しえないもので、理解しえないものに囲まれているのだと、
突然世界の見方が変わったような衝撃が、あのシーンにありました。

中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)

日本赤軍の重信房子、ドイツ赤軍のウルリケ・マインホフの娘たちが、
女性革命家であり「テロリスト」と呼ばれた母の人生を、幼年期からの苦悩と共に、深い愛をもって語る。
極右だった父の、房子への信頼。母の信念をジャーナリストとして別の形で受け継ぐ娘たち。
当時の貴重なアーカイヴや関係者の証言から、女性革命家たちの知られざる素顔が浮き彫りにされるが、
なによりもこの映画は、世界の何処にも属さなかった娘たちの苦難の物語である。
母をまっすぐに語る娘たちの表情に、胸が熱くなった。

辻智彦(若松組カメラマン)

時代と正面から向き合い、敗れていった母たちの「革命」が遺したものはあまりに重い。
しかしその重みを受け止める覚悟を娘たちは持っていた。
その「愛」に僕は希望を感じる。

The Guardian

パレスチナ問題について異なった経験をした2人の証言を非常に上手く繋ぎ合わせている。
実の娘たちからの証言という本物だけが持つ力強さを感じた。

Daily Express

当時の魅力的で衝撃的な映像が満載だ。
1968年の出来事に新鮮な視点をもたらした。ベティーナとメイは彼女たちの母が起こした行動について鋭い理解を表している。中身の詰まった、夢中にさせる歴史的分析である

Time Out

魅力的な映画だ。70年代の歴史的資料としても価値のある本作は、二人の革命家の娘たちが、”闘争”に捧げた母親の人生を考察する姿を追う。

The Independent

思慮深く、徹底的に調査されたドキュメンタリーである。この映画は、親密な家族の視点に寄り添ったことで強さを増している。

Evening Standard

娘たちの証言から広がるオリジナリティーと強さを持った作品。素晴らしい。

The Times

洞察されたマインホフと重信の家庭生活を明らかにした作品。非常に興味深い。

Sight & Sound

的確かつ思慮深い描写、レアなアーカイブ映像と慎重なプレゼンテーションで、作品全体が反逆者的な姿勢を上手く避けることに成功している。

(敬称略・順不同)

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