CAST


アンソニー・ホプキンス(アダム/作家の兄)
Anthony Hopkins

1937年12月31日、イギリス・ウェールズ生まれ。ピアニストを志すが俳優に転向、2年の兵役を経て舞台デビュー。61年にロンドンに出て王立演劇アカデミーで学び、舞台で活躍した後、68年『冬のライオン』で映画に進出。『遠すぎた橋』(77)『エレファント・マン』(80)など数々の作品に出演し、やがて『羊たちの沈黙』(90)の殺人鬼レクター役でアカデミー賞主演男優賞を受賞。リチャード・アッテンボローの『永遠(とわ)の愛に生きて』(93)では英米の批評家賞を多数受賞したほか、『日の名残り』(93)やオリヴァー・ストーンの『ニクソン』(95)、スピルバーグの『アミスタッド』(97)でもアカデミー賞にノミネートされるなど繰り返し映画賞レースを賑わせる世界的な名優としてその名を映画史に刻み続けている。レクターとして再登場した『ハンニバル』(01) 『レッド・ドラゴン』(02)のほか、『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(94)『ケロッグ博士』(94) 『ジョー・ブラックをよろしく』(98) 『マスク・オブ・ゾロ』(98) 『M:I-2』(00) 『白いカラス』(03)『世界最速のインディアン』(05) 『マイティ・ソー』(11)など出演作多数。本作は『ハワーズ・エンド』『日の名残り』『サバイビング・ピカソ』に続く“マーチャント=アイヴォリー・プロダクション”作品の主演となる。

ローラ・リニー(キャロライン/作家の妻)
Laura Linney

1964年2月5日、ニューヨーク生まれ。ブラウン大学卒業後、ジュリアード学院で演技を学んで舞台を経たのち、92年に『ロレンツォのオイル/命の詩 』で映画デビュー。『デーヴ 』(93) 『ボビー・フィッシャーを探して 』(93) の脇役から『コンゴ 』(95) 『真実の行方 』(96)とキャリアを重ね、『トゥルーマン・ショー 』(98)ではコメディの才能も発揮。『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(00)でゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞にノミネートされ、全米批評家協会賞、NY批評家協会賞を受賞。『イカとクジラ 』(05)で3度目のゴールデン・グローブ賞ノミネート、『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』(07)で3度目のオスカー・ノミネートを受けるなど充実のキャリアを重ねてきた。英国アカデミー賞にノミネートされた『ミスティック・リバー 』(03)、『アメリカを売った男 』(07) 『私がクマにキレた理由(わけ) 』(07) といった映画のほか、エミー賞女優賞を受賞した『JOHN ADAMS』(08)などTV作品にも多数出演。舞台での受賞も多く、シリアスからコメディまでこなす実力派女優として幅広く活躍中。

シャルロット・ゲンズブール(アーデン/作家の愛人)
Charlotte Gainsbourg

セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンという時代のカリスマを両親に1971年7月21日ロンドンに生まれる。やがて84年にカトリーヌ・ドヌーヴの娘役としてエリ・シュラキの「残火」で映画デビュー、2作目の『なまいきシャルロット』(85/クロード・ミレール)でセザール賞の有望若手女優賞を獲得。母バーキンのパートナーとなったジャック・ドワイヨンの『イザベルの誘惑』(85)、父ゲンズブールの監督・主演作『シャルロット・フォー・エヴァー』(86)、母と共演したアニエス・ヴァルダの『カンフー・マスター!』(87) 『アニエスv.によるジェーンb.』(87)と出演を重ね、『太陽は夜も輝く』(90)『メルシー・ラ・ヴィ』(91) 『愛を止めないで』(91) 『シャルロット・ゲンズブール/愛されすぎて』(92) 『他人のそら似』(94)と出演作が立て続けに公開され人気が沸騰した。『ジェイン・エア』(96)に主演して国際的に認知されるようになり、翌97年に『愛を止めないで』で共演したイヴァン・アタルとの間に息子をもうけた後、『ブッシュ・ド・ノエル』(99)でセザール賞助演女優賞を受賞。物議をかもしたラース・フォン・トリアーの『アンチクライスト 』(09)では体当たりの演技でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。

オマー・メトワリー(オマー・ラザギ/若き伝記作家)
Omar Metwally

ニューヨーク生まれのカリフォルニア育ちで、サンフランシスコのアメリカン・コンサバトリー・シアターで演技を磨いた。05年にスピルバーグの『ミュンヘン』で若きパレスチナ人を演じて映画デビュー。08年のカンヌ国際映画祭では、『RENDITION』の演技で“最も輝いた若手俳優”に贈られるショパール・トロフィー賞を受賞した。『FRINGE/フリンジ(シーズン2)』『グレイズ・アナトミー2』などTV出演も多い。映画ではジュリアン・シュナーベル『ミラル』(10)のほか、12月公開予定の『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』が待機中。

真田広之(ピート/アダムのパートナー)
Hiroyuki Sanada

1960年10月12日、東京生まれ。子役を経て深作欣二の『柳生一族の陰謀』(78)で本格的映画デビュー。『戦国自衛隊』(79)、深作の『魔界転生』(81)、和田誠の『麻雀放浪記』(84)『快盗ルビイ』(88)でコメディもこなす本格俳優として認められる。その後は市川準の『つぐみ』(90)、滝田洋二郎の『僕らはみんな生きている』(92) 『眠らない街 新宿鮫』(93)などに続々主演、日本映画に欠かせないスターとなっていく。カンヌ国際映画祭のコンペ部門に招かれた篠田正浩の『写楽』(95)、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた山田洋次の『たそがれ清兵衛』(02)で世界の映画人に名が知られるようになり、03年の『ラスト サムライ』で一気に世界のトップスターへと躍り出た。以降、初の英語映画出演となった『上海の伯爵夫人』やチェン・カイコーの『PROMISE プロミス 』(05)に続き、ハリウッド大作『ラッシュアワー3 』(07) 『サンシャイン2057』(07)『スピード・レーサー 』(08)や人気TVシリーズ「LOST(ファイナル・シーズン)」「リベンジ」に続々出演。13年GW公開予定の『47 RONIN』では大石内蔵助を演じる。コリン・ファース、ニコール・キッドマンと共演する『The Railway Man(原題)』が来年公開予定。
また、舞台俳優としても国際的な活躍を見せた。「ロミオとジュリエット」「ハムレット」での主演が高い評価を受け、99年に日本人として初めてロイヤル・シェイクスピア・カンパニーから招かれて「リア王」の道化役でナイジェル・ホーソンと共演。
本作では、アイヴォリー監督自らがアンソニー・ホプキンスに続いてキャスティングしたのが真田で、原作ではタイ人だった設定をジャブヴァーラが彼のために日本人に書き換えた。

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